2019年10月17日(木)二子玉川co-labにてスポーツコーチング・ラボvol.17「スポーツにおける栄養の重要性を考える」が開催されました。
下記ではスポーツコーチング・ラボの内容をダイジェストでまとめました。
チームを成功へ導くためのスタッフ同士の連携と理解を促す
チームを成功へ導くためのスタッフ同士の連係と理解は欠かせないとNPO法人スポーツコーチング・イニシアチブの石渡氏は述べます。
“スポーツコーチング・イニシアチブではスポーツコーチに対する学びの場の提供をしています。スポーツ現場ではコーチ達の学ぶ場がなく負の連鎖を生み出していることは否めません。このようなコーチ達へ情報提供を行いコーチ自身の学びを深めてもらうためにスポーツコーチング・イニシアチブは活動しています”
“スポーツコーチング・イニシアチブの活動の中で、各チームの声として「チームを成功へ導きたい」という声はよく耳にします。しかしながら、上手くいかないことが多くその一つの原因としてスタッフ同士の連係と理解がうまく行われていないことがあると考えられます。今回は、栄養の観点からスポーツコーチが学びを深める場にしたいと思います。”
上記のように石渡氏が開催趣旨を説明しました。
講師は2人のスポーツ栄養におけるプロフェッショナル
柴崎真木氏
管理栄養士、健康運動指導士、健康科学修士、経営学修士(MBA)、文科省委託事業スタッフとしてロンドン五輪男子柔道、競泳日本代表チームの栄養サポートを担当。現在はフリーランスとしてアスリートの栄養サポートを中心に執筆、レシピ作成、セミナー講師などで活動している。
佐藤彩香氏
管理栄養士、予防医学士
企業、保育園で栄養カウンセリング、献立作成、栄養計算、店舗運営を経験。その後独立。健康を土台とした実践型の栄養サポートを行います。プロアスリートからスポーツキッズ、ダイエット希望の方など累計5000人を超える人と関わる。
現在はパーソナル栄養サポート、セミナー講師、ライター活動、レシピ開発なども行いながら「あなたのかかりつけ栄養士」として活動している。
スポーツパフォーマンスに影響する食生活
スポーツ栄養は重要と分かっている・・・という方は多いです。
アスリートの悩みには、筋力・パワーを伸ばす悩みから栄養までアスリートが関心をもつ幅は広いです。
スポーツに食生活が重要なのは分かっているけど・・・というアスリートは実際に多いと柴崎氏は述べます。
しかし、食が志向に左右されて栄養バランスが整わなかったり、金銭的な問題もあったりするのではないかと柴崎氏は考えているようです。
柴崎氏「スポーツ競技に栄養が直結することを栄養士として伝えるためには、アスリートと栄養士の共通言語を持ち、競技の特性や競技の動作に栄養がどのように影響するのかを説明している。」
一方佐藤氏は、栄養の重要性を理解してもらうためには長い道のりであることを説明したうえで、自分の専門競技外の競技の場合には、共通言語を理解するまでに時間がかかることも付け加えました。
そのうえで、柴崎氏はアスリートにとって体は資本であることを述べたうえで、体を作るのが栄養であり、トップへ上り詰めるほど土台の栄養部分にテコ入れをし始めるケースについて言及。
柴崎氏「トップアスリートがやりつくした中でやることとして栄養になるケースもあり、実際のケースでは”一周回って栄養に行きつく”といわれた経験もある」
フィジカル、技術を突き詰めた結果として栄養にいきつく選手も多いのではないかと柴崎氏は述べました。
チームにスポーツ栄養を取り入れるメリットを立場毎に考える
ここでは、チームにスポーツ栄養を取り入れるメリットを、選手・スポーツコーチの立場から会場で考えた内容を報告します。
選手がスポーツ栄養を取り入れる大きなメリットは「気づき」
選手・アスリートにとって、スポーツ栄養は何となく大切・・・と思っている人は少なくありません。
しかし、栄養が選手・アスリートにとってどんなメリットがあるのか分からないという人も少なくないのではないでしょうか。
下記では、栄養士としての立場から考えるメリットについて解説します。
選手にとって新しい気づきを促す食事
スポーツ選手にとって、安定したコンディショニングや自分の進退に対する新たな発見という点においてスポーツ栄養は非常に役立つと佐藤氏は述べます。
佐藤氏「トレーニングは1日1回かもしれないが、食事は1日4回あるので、新しい自分に対する気づきの機会は多い。」
そのうえで、柴崎氏は「選手に対して食に対する情報提供の方法は考えないといけません。魚を食べるのがめんどうな人に魚を食べようといっても難しいからです。実際のスポーツ動作をヒアリングして食事と結び付けることで気づきを促すこともできます。しかし、ジュニアの場合には難しいことが多いので段階を踏む必要もあるんじゃないですかね。」
選手にとって、自分への気づきはパフォーマンスを高める上では欠かせません。食事は毎日3回摂るからこそ良いトレーニングになるということですね。
あえてジャンクフードなどを食べることでの気づき
柴崎氏は、海外遠征などへ帯同することも多く自分が食事を作って提供することが多いそうです。
柴崎氏「海外遠征などで自由に食事をとってもらうと、選手がハンバーガーなどを食べることもありますが、普段から良い食事をとっていることを再認識するようです。トップアスリートの場合には、身体に対する感覚が敏感ですがそれは、小学生や中学生の頃からスポーツコーチに振り返る機会を与えてもらっていることが多いからではないでしょうか。」
このような栄養サポートの中で心掛けていることとして、「選手に答えを与えず、問いかけて選手に考えてもらうことが多い」と柴崎氏は答えます。
佐藤氏はこのことに対して、「信頼関係ができていないときは、“ふつう”とか“まあまあ”と答えられる場合が多いが、“ふつうって何?まあまあって?”と突き詰めて質問してみると調子の要因を見出す選手は多い。」と述べます。
普段良い食事をとっているからこそ、ジャンクフードを食べたときとのパフォーマンスに差を感じやすいのではないでしょうか。
親としてスポーツをする子どもに好き嫌いをせずに食べてもらうには
スポーツをする子どもに好き嫌いをせずに食事をしてもらって大きな体を作ってもらうのは親として当たり前のことですよね。
しかし、好き嫌いをしてしまって栄養バランスが整わない保護者の方も多いのではないでしょうか。
佐藤氏はこのことについて、「家庭内だけで好き嫌いをなくすのは難しいかもしれません。しかし、チームの中に栄養士がいて、栄養士を通して選手に伝える事で重要性を理解してもらえる場合は多い。スポーツ栄養士から伝えられたことを選手に”学び”として家庭へ持って帰ってもらうとうまくいくんじゃないでしょうか。」と述べました。
うまく栄養士を使って子どもに好き嫌いをなくしてもらえるのは、スポーツチームに栄養士がいてこそですね。
スポーツコーチとしてチームに栄養を取り入れるメリット
スポーツコーチの方にとっても、チームに栄養を取り入れるメリットは非常に大きいです。
なんとなく栄養って大切だよねと感じている人も少なくありません。下記では、栄養士の立場からスポーツコーチとしてチームに栄養を取り入れるメリットについて解説します。
栄養士がチームにいるとコーチングに集中できる
スポーツコーチとしてチームに栄養を取り入れる大きなメリットとしては、技術指導に専念できることです。
「栄養管理をコンディショニングや疲労回復へ役立てるためには体組成計などを用いて測定する」と佐藤氏。
コンディショニングや疲労回復のために行っているプロセスとして佐藤氏は、「相手のニーズ(体重を落としたい・筋肉量を増やしたい)をヒアリングし、体組成測定をし、食事に対するアドバイスを行い再度体組成を計測するといったプロセスを踏んでいます。」
このような、プロセスを栄養士の方に一任できるというのは、スポーツコーチからすればありがたいですよね。
栄養士がコンディショニングに関わるからこそのメリット
柴崎氏の経験の中で、「階級制のスポーツでは、体重が増えることに対する罪悪感から他者による体重測定が嫌がられる傾向がある。」と指摘した上で、「栄養士が結果の評価としてではなくプロセスの評価として体組成測定を行うことで、選手のモチベーションにもなる」と栄養士がコンディショニングに関わるメリットを述べました。
佐藤氏によれば、「実際に様々な競技に対してサポートを実施してきたが、選手のコンディショニングを数値化することに抵抗感がある人はいる。」ことを指摘したうえで、「体組成を測定する目的を明確にしたうえで測定する必要がある。」と述べました。
スポーツ栄養学のチームへの導入事例
スポーツ栄養学をチームへ導入する場合には、どのようなプロセスを踏むのでしょうか。
今回は、トップアスリート向けと学生・ジュニアアスリート向けの導入事例について紹介します。
トップアスリート向けの栄養士の導入
柴崎氏は、国際大会レベルの選手に対して下記の手順を踏んでいることを述べています。
- 練習プログラムやスケジュールに合わせた栄養計画の立案
- 最新のスポーツ栄養学に関する情報提供
- 個別でのアドバイス
- トレーニングプログラムに連動した調理サポート
- フィジカルアセスメント
これらの手順は、「トップアスリートだからといって特別なことをしているわけではありません。」と柴崎氏は述べます。
柴崎氏は、「トップチームに帯同する場合には、個別でのやり取りが多いです。その中で、トップアスリートは言語化するスキルがものすごい高いと感じています。フィジカルアセスメントでは、客観的なことと主観的なデータが必要だと思っていて、合致していない場合にはすり合わせも必要だとおもっています。」と述べます。
ミリ単位でトップアスリートの個別対応にあたる柴崎氏
トップアスリートに対しては、ミリ単位でトップアスリートと個別対応をすることをこころがけていると柴崎氏は述べます。
その中で、カーボローディングについて解説しました。
柴崎氏「カーボローディングとは、前日の夜に多めの糖質をとることです。マラソンなどの場合には、シュミレーションとして40キロなどの長距離を走ることが多いです。カーボローディングに対するアドバイスをしてシュミレーションを行って、フィードバックをする中で、選手自身が最も調子の良い食事を見つけてもらいます。」
選手自身が食事の管理ができるように実際に取り組んでいることとして「良い食事をみつけるために場合によっては秤で測定することもあります。カーボローディングは自分でできるようになれば、栄養士が帯同していなくても自分でできるようになるからです。」と柴崎氏は述べます。
加えて柴崎氏は、「ご飯の量を測定することは、選手自身でカーボローディングできるようになるための有効な手段です。食品成分に関して知識を身につけてもらうことも、選手自身で食事管理ができるようになるためには有効だと思います。」と述べました。
常に個別対応しつづけるのではなく、選手が自立して食事管理ができるようになるためには、栄養士の個別対応が重要な位置をしめているのではないでしょうか。
ジュニア・学生アスリート向けの栄養士導入について
佐藤氏は、ジュニア・学生アスリート向けの栄養士導入について次のように述べます。「ジュニアでは集団へのアプローチがメインです。例えば、野菜の重さを測定して興味関心をもってもらう教育をしたりします。子ども達への食育には、保護者の方々の協力が必要不可欠です。子供たちに食事へ興味をもってもらうために、面白く・楽しく理解できるようにすることを心がけています。」
高校生年代に対するアプローチ
高校生年代になると、アプローチに少し違いがでてくると佐藤氏は述べています。
佐藤氏「高校生になると自分で食事を選ぶ時期になりますよね。競技と食事を関連付けて”自分で選ぶ力”を身につけてもらう時期でもあると思います。私の活動では、競技特性に合わせたレクチャーを実施したり、個人への栄養計画の立案をしたり、トレーニングメニューに合わせた食事提供をしたりしています。」
年代に合わせて、適切な食育を行うことができるのは栄養士のプロフェッショナルだからこそですね。
今のスポーツ現場に求められる栄養士とは?
今のスポーツ現場に求められる栄養士について、下記の能力が必要であると述べられました。
- 専門知識
- 俯瞰力
- コミュニケーション能力
- 現場力
- 正しい情報の発信
- 相手へのリスペクト
上記について柴崎氏は「俯瞰力は、専門家としての信条として重要だと思っています。チームにおけるプライオリティーを客観視する必要があると思っているからです。」と述べました。
また、栄養士としてのコミュニケーションの重要性について柴崎氏は、「ひとりよがりにならず、情報を受信して取捨選択するコミュニケーション能力は大切だと思います。そのためには、選手や指導者に対して選択肢を与えて選んでことを心がけています。押し付けてしまうのは相手へのリスペクトを欠いてしまうからです。栄養学的に間違っていることをやっていたとしても、選手が意図を持ってやっている場合もあるので、リスペクトする姿勢が大切だと思っています。」と述べる。
佐藤氏は「現場力はきっちり鍛えてもらったからこそ、今のスポーツ現場があると思っています。現場力は忘れないようにしたい。」を締めくくりました。
柴崎氏・佐藤氏とのQ&A
後半の30分を使い、会場の参加者の方々から柴崎氏・佐藤氏に対して質疑応答を実施しました。
内容は下記の通りです。
コスパの良い食材・献立について
参加者:現在大学生で一人暮らしをしながら競技をしています。食費を抑えるために自炊をするようにしているのですが、体の線が細くスキーの競技特性としてパワーがもっと必要だと思っています。食事を摂ることと費用のバランスという観点からみると、効率よく栄養を摂れる食材や献立はありますか?
柴崎氏:増量という観点でいえば、食事量と運動量のバランスが合っていないと思うので、チェックしてみると良いと思います。また、魚は高価かもしれませんが鯖缶やツナ缶などは100円均一ショップに売っているので、面倒な時でも良いと思います。競技によって必要な食事量などが違うので目安として一概に量をお伝えすることは難しいですが、秤で測定して栄養士さんのところへ持っていけば的確なアドバイスがもらえると思います。
長距離選手の体型について
参加者:女子の長距離では痩せていて体脂肪率が一桁の場合があります。極端に長距離の女子学生が安易にその体型を目指してしまわないのか心配になるのですがいかがでしょうか。
佐藤氏:故障が多いというチームの事例では”食べる=太る”の概念自体を変えたことがあります。食べて体組成を計測してもらうことで、食べても体脂肪が増えないことの安心感をもってもらえました。私は、現場で経験したことと学術的なことを紐づけて発信できるようになることが自分の課題だと思っています。
柴崎氏:世界の長距離で勝つためには体脂肪率一桁でなければならないのは事実です。しかし、誰もが目指す必要があるわけではありません。だからこそ、現場の人が正しい知識を持って発信することが必要だと思っています。
選手の食事に対する飽き
参加者:子供の遠征のときの朝が早く、チームで捕食をとるようにしています。しかし、子供が毎回バナナやおにぎりなどに飽きてしまっているので、おすすめの捕食があれば教えてほしいです。
柴崎氏:おにぎりに飽きてしまうのであれば、おにぎりの具を変えたり、握り方を変えたり、酢飯にしたりするなどの変化球があればいいかなと思います。ただし、おにぎりやバナナじゃないといけない理由はないです。おにぎりやバナナである理由を選手に伝えてあげたうえで、おにぎりやバナナを摂ってもらうのが良いのではないでしょうか。そうすると選手はおにぎりやバナナなどを見る目がかわるでしょう。
参加していただいた皆様、講師の先生方ありがとうございました。
共催のSports Connectersさんのページでもスポーツコーチング・ラボvol.17の様子が報告されています。
下記のURLからご一読ください。
スポーツコーチ同士の学びの場『ダブル・ゴール・コーチングセッション』
NPO法人スポーツコーチング・イニシアチブではこれまで、長年スポーツコーチの学びの場を提供してきました。この中で、スポーツコーチ同士の対話が持つパワーを目の当たりにし、お互いに学び合うことの素晴らしさを経験しています。
答えの無いスポーツコーチの葛藤について、さまざまな対話を重ねながら現場に持ち帰るヒントを得られる場にしたいと考えています。
主なテーマとしては、子ども・選手の『勝利』と『人間的成長』の両立を目指したダブル・ゴール・コーチングをベースとしながら、さまざまな競技の指導者が集まり対話をしたいと考えています。
開催頻度は毎週開催しておりますので、ご興味がある方は下記ボタンから詳しい内容をチェックしてみてください。
ダブル・ゴール・コーチングに関する書籍
NPO法人スポーツコーチング・イニシアチブでは、子ども・選手の『勝利と人間的成長の両立』を目指したダブル・ゴールの実現に向けて日々活動しています。
このダブル・ゴールという考え方は、米NPO法人Positive Coaching Allianceが提唱しており、アメリカのユーススポーツのスタンダードそのものを変革したとされています。
このダブル・ゴールコーチングの書籍は、日本語で出版されている2冊の本があります。
エッセンシャル版書籍『ダブル・ゴール・コーチングの持つパワー』
序文 フィル・ジャクソン
第1章:コーチとして次の世代に引き継ぐもの
第2章:ダブル・ゴール・コーチ®
第3章:熟達達成のためのELMツリーを用いたコーチング
第4章:熟達達成のためのELMツリー実践ツールキット
第5章:スポーツ選手の感情タンク
第6章:感情タンク実践ツールキット
第7章:スポーツマンシップの先にあるもの:試合への敬意
第8章:試合への敬意の実践ツールキット
第9章:ダブル・ゴール・コーチのためのケーススタディ(10選)
第10章:コーチとして次の世代に引き継ぐものを再考する
本格版書籍『ダブル・ゴール・コーチ(東洋館出版社)』
元ラグビー日本代表主将、廣瀬俊朗氏絶賛! 。勝つことを目指しつつ、スポーツを通じて人生の教訓や健やかな人格形成のために必要なことを教えるために、何をどうすればよいのかを解説する。全米で絶賛されたユーススポーツコーチングの教科書、待望の邦訳!
子どもの頃に始めたスポーツ。大好きだったその競技を、親やコーチの厳しい指導に嫌気がさして辞めてしまう子がいる。あまりにも勝利を優先させるコーチの指導は、ときとして子どもにその競技そのものを嫌いにさせてしまうことがある。それはあまりにも悲しい出来事だ。
一方で、コーチの指導法一つで、スポーツだけでなく人生においても大きな糧になる素晴らしい体験もできる。本書はスポーツのみならず、人生の勝者を育てるためにはどうすればいいのかを詳述した本である。
ユーススポーツにおける課題に関する書籍『スポーツの世界から暴力をなくす30の方法』
バレーが嫌いだったけれど、バレーがなければ成長できなかった。だからこそスポーツを本気で変えたい。暴力暴言なしでも絶対強くなれる。「監督が怒ってはいけない大会」代表理事・益子直美)
ーーーーー
数えきれないほど叩かれました。
集合の際に呼ばれて、みんなの目の前で顔を。
血が出てたんですけれど、監督が殴るのは止まらなかった……
(ヒューマン・ライツ・ウォッチのアンケートから)
・殴る、はたく、蹴る、物でたたく
・過剰な食事の強要、水や食事の制限
・罰としての行き過ぎたトレーニング
・罰としての短髪、坊主頭
・上級生からの暴力·暴言
・性虐待
・暴言
暴力は、一種の指導方法として日本のスポーツ界に深く根付いている。
日本の悪しき危険な慣習をなくし、子どもの権利・安全・健康をまもる社会のしくみ・方法を、子どものスポーツ指導に関わる第一線の執筆陣が提案します。
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