子どものミライをともにつくる組織運営~流山GREAT HAWKSの取り組み前編~

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自然豊かな公園で「子どもたちがラグビーボールで遊んでいる風景を”あたりまえに”」という想いをもって千葉県流山市で活動する流山GREAT HAWKS。

ラグビーのゲームが開催される場所そのものが地域コミュニティーの中心となり、市民から愛されるラグビークラブを目指し、まちづくりとしてのスポーツを追求しています。今回は、そんな流山GREAT HAWKSの創設者である川合毅氏へインタビューをしました。

普及と育成に分けて組織を運営する

はじめに流山GREAT HAWKS(グレイトホークス)設立の背景をお聞きしてもいいですか?

流山GREAT HAWKSは、2020年7月1日(川合氏の誕生日)に設立しました。私には2人の子どもがいますが、私が流山市に移り住んだ頃、自分が住んでいる街で子どもがラグビーできる環境はありませんでした。

私がラグビーに出会ったのは小学1年生の頃。早明戦をテレビで観戦していた際にラグビーの魅力に引き寄せられました。

ラグビーをやってみたいと思ったものの、私の家の近くにはその環境がありませんでした。学校の友達が野球・サッカーに夢中になっている中、自分がラグビーをしていることがとても恥ずかしくて、週1回実家の最寄駅津田沼から松戸にラグビーの練習に通っていたことを友達に内緒にしていた苦い思い出があります。

また、自分自身がプレイヤーを引退後、さまざま貴重なビジネス経験を積ませて頂きましたが、ラグビーほどのめり込めるものはなく、現役引退後もひとときもラグビーが頭から離れませんでした。

現代社会におけるラグビー精神とその経験の必要性を感じながらも、活かせる方法を模索していました。 更に2019年には世界中が新型コロナウイルスの脅威に振り回され、子どもたちの学校生活や日々の生活に影響が出始めました。流山市、特におおたかの森駅周辺の子どもの人口が増えつづける中、体を動かす機会が益々減っていくことが安易に想像できました。

コロナという向かい風を逆にチャンスと捉え、ラグビーのチームをつくるのは今しかないと思ったのが設立のきっかけです。

流山市以外にはラグビースクールがたくさんあると思いますが、どんな想いをもってチームの方向性を決めたのでしょうか?

いくつかあるのですが、普及にフォーカスした取り組みを大切にすることと、尖った組織にすること、の2つでしょうか。決して新しい考え方ではありませんが、拘りをもって取り組んでいます。 チームの経営者・運営者として学習し続ける姿勢と行動があれば、この2つは両輪で動くだろうと考えました。まずは実行してからその後どんどん変えていこうと。

組織の在り方①「普及」と「育成」を分けて考える

まず、「普及」と「育成」は全く別ものであるということ。「普及」と「育成」が結果的に混合されているチームも見受けられますが、流山GREAT HAWKSのタグラグビーチームは、普及に徹しています。

普及において大切だと考えている要素はいくつかあります。例えば、「参加者全員が参加したくなるような条件が揃っていること」「ラグビーの垣根を超えて皆が楽しめること」などです。これらのいくつかの取り組みは、後ほど紹介していきたいと思います。

組織の在り方②組織(チーム)を尖らせ価値を磨く

組織(チーム)を尖らせるということはどういうことなのでしょうか?

私が考える「尖る」は“常識を変える取り組みをする”ということです。決して奇抜なことをするわけではありません。 どうせやるなら他スクールやラグビー界の常識を変えていきたいと思いました。

この常識を変えていく考え方は前職ユニクロ時代に柳井さんから教わりました。具体的には、情熱を持つことと行動すること。柳井さんとの出会いは、今までの人生で最も衝撃的でエキサイティングな出来事でした。

この教えをラグビーチームにダイレクトに反映させています。 また、理念やビジョン無き経営は現場レベルでの判断に一貫性を欠き、結果的に経営資源の多くを無駄にすることをこれまでの私自身のキャリアの大半を占める人事コンサルの経験から学びました。

明確なビジョンをもつこと、それは避けては通れませんでした。 ラグビーの普及の観点と組織を尖らせチームを唯一無二のものにすること。ラグビーチームが歴史上存在しない千葉県流山市で、子どもたちがラグビーボールで遊んでいる風景を“あたりまえ”にすることをチームのビジョンとしました。

このビジョン以外にも運営上やラグビーの考え方自体も他とは違う取り組みを行っています。その一部は後ほど紹介できたらと思います。

流山GREAT HAWKSの立ち上げとなった背景と2つの課題意識

ラグビーの普及だけでなく育成も目指す流山GREAT HAWKS。ラグビーという競技特性とユース年代のラグビー業界の課題をどう考えているのかを聞いてみました。

ラグビーの普及の妨げになっている”コンタクト”という競技特性

タグラグビーを中心に活動していると伺いましたが、組織の尖りやラグビーの普及という観点からタグラグビーにフォーカスしているイメージですか?

はい。コンタクトプレーがないタグラグビーがラグビーの普及にはマッチしています。 流山市は人口増加率が全国792市の中で6年連続1位。その内、子ども(15歳未満人口)の増加数も日本一です。街の発展、子どもの増加と共に教育熱心な親が流山市には集まってきていると感じています。

ラグビーというスポーツを「教育」と考える親は数多くいる一方で、「激しくて危険なスポーツ」を想像される親も少なくありません。保護者の視点からみて、子どもの安全が担保されていないスポーツはまずやらせないでしょうし、ラグビーの危険な要素を排除しない限り、普及はありえないと考えています。

日本ラグビーフットボール協会も、タックルをはじめとする身体の接触プレーを一切排除し、誰でも安全に楽しむことができるボールゲームとタグラグビーを定義しています。

ラグビーが好きになればなるほど、コンタクトのあるラグビーをしたいという気持ちが出てくるのでは?と思うのですが、コンタクトがある普通のラグビーをさせようという感覚になることはありますか?

勿論、あります。この4月にコンタクトのある普通のラグビーチームを立ち上げました。「ラグビーのある風景を日常に」というビジョンは同じですが、タグラグビーとミニラグビーでは競技性が異なるので、チームは「普及」と「育成」の2つ分けて運営しています。

本格的なラグビーチームを立ち上げる理由は、今タグラグビーをしている子どもたちの「もっとラグビーをやりたい!」というニーズがに応えるため、また、ラグビーを通じた教育を行うためです。

本格的なラグビーチームには、タグラグビーから移ってくる子が多いのですか?

そうですね。タグラグビーのチームに所属している子どもたちが大半です。その子どもたちはタグラグビーも本格的なラグビーも両方参加しています。それ以外にも参加頂いているお子さまも多く、他ラグビースクールに所属されているお子さまも参加しています。

ラグビー界に存在する中学・高校強豪校一強化の課題

中学生の部活動の地域移行の動きがでてきていますが、ご自身のやっていることとのギャップや親和性はありますか?

中学・高校の部活動を外部委託することについては比較的ポジティブに捉えています。私たちの活動がラグビー人口を増やすことに直結しているため、短期的には貢献ができるのではないかと思っています。

また、先輩や後輩、知人に教職員が多く、また、妻が教職員なので、中学・高校の現状もある程度は理解できます。一般的な民間企業と比較しても学校関係者の働き方は改善が必要だと感じています。

一方で、皆さま既知の通り、日本の少子高齢化が進む中、いかにラグビー競技人口を増やせるかは大きな課題です。 このような状況を念頭に置いた上で、現状の中学・高校の一強化は、間違いなく問題だと考えています。

現状でいえばラグビー日本代表になるためには、リーグワンのチームに入る必要があります。リーグワンのチームに入るためにはラグビーが強い大学に入る必要があることに加えて、レギュラーを獲得するためには、ラグビーが強い高校に入る必要があります。

一流のラグビー選手になることを夢見ている子どもたちとその親にとっては、進学する中学・高校の選択肢は限られています。一強化が進むということは、 高校の部員が100人いる場合に試合に出場できるメンバーは23人と全体の約20%にとどまります。感性豊かで成長期の子どもたちの約80%が、試合に出場できなかったり良い経験ができなかったりして高校3年間を過ごすことになってしまいます。

この現状は明らかに異常と言えるのではないでしょうか。 もちろん、練習を通じて多くのことを学べるという教育的視点は大切ですが、スポーツをする以上は勝ち負けがあり、勝ち負けがある以上は試合にでることが大事だと考えています。

そのため、部活動の地域移行も大事ですが、海外のように各学校または各スクールをグレードに分けた上でグレード毎に試合ができる環境を選手に提供し、試合に出場する機会が平等にすることが重要だと思っています。

こうした取り組みにたいしては、既に取り組んでいらっしゃる地域やチームもあります。ラグビーというスポーツをもっと身近な存在にするためには、教育機関等と連携しながら地域主導で取り組んでいく必要があると感じています。

組織を尖らせ子どもの楽しさを追求する

組織を尖らせるために、具体的にどのようなことを考えているのかをお聞きしました。

楽しむことをチームとして定義する大切さ

当然ですが、人によって楽しいと感じる時や出来事は違います。試合に勝つことが楽しいと感じる子どももいれば、仲間と一緒にいるだけで楽しい、その場にいることが楽しいという子どももいると思います。

流山GREAT HAWKSは、“ラグビーを楽しいと思う感覚は子ども一人ひとり異なる”という前提を置いています。 そのような前提を置いた上で、「楽しさ」を定義しています。 タグラグビーのチームでは、年中以下・年長・小学1年生と2年生・小3年生以上の4つのカテゴリーをつくり、それぞれのチーム毎に楽しさの定義を決めています。

例えば、年中以下カテゴリーの定義の一つは、「親と一緒に遊べる楽しさ」です。お父さんお母さんと一緒に楽しく活動していることやプログラムを全てできたことなど。また、一番上の小学3年生以上のチームでは「ラグビー競技自体の楽しさ」や「勝敗を受け容れる楽しさ」と定義しています。

チームとして「楽しさ」を定義することによって「楽しむ」ことに対するチームのこだわりや、勝つことだけが「楽しさ」ではないことを保護者やコーチが理解してくれます。一方で、チームとして「楽しさ」を定義しなければ、勝ちにこだわるコーチや保護者、子どもをアスリートに育てたいと思い入会させてくる保護者に対して「ラグビーの普及活動をしている」と明確に説明することができません。

勝利と楽しさのバランスを担保するための川合氏の考え

川合さんの大学現役時代は、ラグビーを通じて勝つことやプレーをすることを楽しんでいる印象を受けました。タグラグビーチームの「楽しさ」とは違う気がしているのですが、ご自身の中で勝利と楽しさをどのようなバランスで捉えていますか?

現在のタグラグビーの活動についていえば、勝利は一切考えずに先ほどお伝えした楽しむことを最も大切にしています。 一方で、コンタクトありのミニラグビーチームは「育成」と捉えています。

スポーツをするのであれば必ず勝敗があり、勝利を目指さなければ成長はないと思っています。 また、勝利という明確な目標がなければ真の課題も見つかりません。課題や壁に立ち向かったり乗り越えたりすることが成長に繋がると考えています。

そのため、育成という観点からいえば勝利を目指さないのはありえないと思います。ただし勝利を目指すチームだとしても、ラグビーを楽しむことを最優先する考えが根底にあります。「楽しむ」の先に「勝つ」の価値があると考えているので、「勝つ」ことが最大の価値とは考えていません。

また、ラグビーを通じて人格の完成をめざす「道」の理念のことを、ラグビー“道(どう)”という方もいらっしゃいます。道・プロセスは目的がないと成立しない言葉だと思うので、このプロセスをいかに楽しめるかが重要なのではないでしょうか。

成果主義を批判するわけではありませんが、ビジョンや目標に向かって成果を出すプロセスも評価し、モチベーションを高めることが重要だと考えています。この考え方は、スポーツをする子どもたちだけでなく、一般的な企業の社員(大人)にも当てはまると思います。

楽しいと感じるその感覚は一人ひとり異なる前提に立ち、タグラグビーの楽しむことから始まり、ミニラグビーの楽しむにつなげていく。その楽しむ過程(プロセス)に成長があります。私たちは、いかに子どもたちが成長できる機会を提供できるか、という点を常に意識しながら活動を続けています。

組織運営上、楽しいというコンセプトを具現化するために意識していることや仕掛けはありますか?

実は流山GREAT HAWKSには元トップリーグ選手(現リーグワン)が数名コーチをしています。私が最初にタグラグビーチームを立ち上げた時は彼らの存在を全く知りませんでした。 彼らとの出会いについてはここでは割愛させていただきますが、トップレベルのラグビー経験者が全面に立ち、ラグビーを指導することは控えてもらいました。

子どもが一番楽しめる環境、リラックスしている状況、心理的安全性が確保される状況は、家族や仲の良い友人たちとの場であり、コーチがラグビーを教えている場ではありません。

自分の親と一緒にラグビーをする、親がコーチであることは、子どもたちにとっては居心地が良いはずです。 トップレベルのラグビー経験者の存在は、子どもの親やコーチが遠慮してしまう原因になりえます。

「普及」という観点から、メインコーチはトップレベルのラグビー経験者ではなく、むしろラグビー未経験者の子どもたちの親です。さすがとしか言えませんが、トップレベルのラグビー経験者は私の考えに賛同してくれて、ラグビー未経験者の子どもたちの親と共にラグビーを楽しんでいます。

保護者とチームが一緒に考えるプログラム

タグラグビーチームのプログラムは、ラグビー未経験者の保護者のコーチと一緒に考えて実践しています。また、保護者に自分の子どもの相手をしてもらうことで、楽しい雰囲気が広がれば良いと考えています。

おそらく、ほかの習いごとは親と子が一緒にやることは少ないと思いますが、私たちのチームは親子で一緒に参加してもらうようにしています。 とくに、最初のプログラムでは親や仲の良い友達と一緒に参加できるプログラムを取り入れています。

このプログラムをリードするのは、保護者コーチや子どもコーチです。保護者の方々が子どもと一緒にプログラムに参加してもらえるように、流山市唯一の大学である江戸川大学のマスコミュニケーション学課の学生が毎回の活動で写真を撮り、後日無料で配布をしてくれています。

「是非、お子さまと一緒にラグビーをやりませんか。写真は高級カメラで撮影した写真がありますから。」と声がけをすることで、保護者の皆さんにもラグビーを楽しんでもらえる環境づくりも意識して取り組んでいます。

公園に遊びにいく感覚で参加できる組織運用

子どもの機嫌や気分は瞬時に変わります。私たちの活動日は、毎週1回ではなく隔週1回です。毎週実施することでラグビーをすることが強制的にならないようにしています。

ラグビーの普及の観点でいえば、”物足りなさ”を感じるくらいがちょうど良いですね。「毎週ラグビーしたい」と思ってもらえるようになれば、普及ではなく「育成」フェーズに移るタイミングだと判断できると考えています。子どもの意思でそのような気持ちになれるような取り組みができたらよいなと思っています。

また参加費として、1人1回500円(ワンコイン)の価格設定にしていることも気軽に参加いただける理由だと思っています。来たくないときは来なくてもいいし、来たいときにいつでも来てねと伝えています。なお、子どものラグビーチームでは恐らく初ではないかと思っているのですが、PayPayを導入して保護者の負担を軽減する取り組みも行っています。

コンタクトありのラグビーの始動とラグビー業界の課題

育成カテゴリーで、週に1日1時間という限られた時間に驚いたのですが、何か意図されたものなのでしょうか?

まず、練習時間が長ければ良いというわけではないですね。これは子ども大人も同じだと思います。2時間やるくらいなら、1時間はラグビーの試合を観戦したり、他の習い事をやった方が良いという考えです。 また、スポーツは時間が限られているので、時間は大切なものだという感覚も子どもたちには身につけてほしいと思っています。

ただし、練習頻度として本来は週に2~3回はグラウンドで練習しないと量が足りないと感じています。そのため練習の質を高めるために準備は入念にしています。練習開始前に今日の目標やメニューを子どもたちに提示することで、効率よく練習に取り組めるよう努力しています。

また、国内トップレベルのラグビーにおいて今後益々プロ化が進むと、JリーグやBリーグのようにチームスポーツ運営をビジネスとして確立していく必要があります。 リーグワンのチームがトップダウンでスポーツビジネスをリードすることももちろん大切ですが、私たちのような地元の一クラブチームが、意志を持ってボトムアップでチャレンジしていくことが大事だと考えています。

また、永続的にチーム運営をするためには早期に組織スキーム(枠組み)をつくっておく必要があると考えています。かぎられた時間の中で、効率的にプレーの質を高めながら子どもたち一人ひとりと向き合える組織の実現に向けてチャレンジしています。 私たちのチームがトップアスリートのセカンドキャリアまたはパラレルキャリアの選択肢の一つになれたら嬉しいですね。

子どものミライをともにつくる組織運営~流山GREAT HAWKSの取り組み後編~

流山GREAT HAWKS
創設者 川合 毅(かわい たけし)

日大二中、日大二高のラグビー部では主将を任され、一般受験で法政大学工学部に進学。法政大学体育会ラグビー部で副将、IBMラグビー部でも主将を務め、ラグビーコーチも経験。オーストラリア留学を経て、2020年に流山ラグビークラブGREATHAWKS設立(ラグラグビー)。企業人としては、デロイトトーマツコンサルティングや「ユニクロ」の運営会社「ファーストリテイリング」を経て、現在は刃物メーカー「貝印」で人事部長を努める。2023年にはGREATHAWKS設立(ラグビー)を設立し、流山の地に「ラグビー」を通じたコミュニティを拡大すべく活動中。

 

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ーーーーー
数えきれないほど叩かれました。
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血が出てたんですけれど、監督が殴るのは止まらなかった……
(ヒューマン・ライツ・ウォッチのアンケートから)

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